親が黙っていても自発的に勉強するのは、時頭のいい限られた子供たちだけ?
最近、子供の教育についての本にハマっています。
私はいわゆる偏差値の高い私大を出ているので、勉強方法にはこだわりがあります。
なので、「子供を東大に入れるには」みたいな本はプライドが邪魔をしてなかなか読めなかったんですね。
「子供には本能的に成長したい欲求があるから、親が黙っていても自発的に勉強するだろう」とも思っていました。
でも最近気付いたんです。
すごくイヤミな感じなんですが、「私は地頭が良かったんだ」と。
私は有名私大を卒業して、大手企業に勤めていたこともありますが、今はただの専業主婦です。
主人は高給取りでもありません。
なので、「私は地頭がいい」と言っても「でも結果が伴ってないじゃん。だから?」という話にはなってしまうんですが(笑)、それでも有名大卒という恩恵はこれまで充分に受けてきました。
これからも恩恵を受ける場面は少なからずあるでしょう。
で、私が偏差値の高い大学に入学できたのは、私が自発的に勉強の意義を見いだして、進んで勉強してきたからなんですが。(私は貧乏家庭出身で、塾に通わせてもらったことはありません。両親は高卒です。)
こういった性質を元々持ち合わせていない子供がほとんどなんじゃないかと気付いたのです。
だから、教育格差とかいう問題が起こるんじゃないかと。(「勉強なんて、学校から貰った問題集解いてればいいだけなのに。教育格差とか意味不明!」って思っていました。)
なので、おそらく「うちの子供たちは、私が何らかのアクションを起こさないと勉強しない可能性が高いんじゃないか」と思うようになったのです。
勉強は効率のいい投資先
勉強って本当に効率のいい投資先です。
どんなに一生懸命練習したってプロのスポーツ選手になれるのはほんの一握りの人たちですが、勉強はやればやっただけ成果が出ます。
私の兄弟もそうだったのですが、「勉強できない」と言ってる人は明らかに勉強量が足りないんですよね。
問題集を2〜3回、あるいは1回解いただけで勉強したと思ってる。
問題集を1回解いただけですぐ理解できる頭のいい人ならそれでいいのかもしれませんが、凡人は理解できるまで5回でも10回でも解けばいい。
正直、学歴があるとすごくお得です。
新卒の就職活動の時には早慶上智と国立大の人しかいない企業セミナーなんてざらにありました。
学歴に助けられたことなんて本当にたくさんありました。
勉強なんてやればやっただけ成果が出るのだから、学歴はあるに越したことはありません。
有名私大ではスポーツ推薦やAO入試もやっていますが、そういった特別な方法で入学するためにはその分野で相当秀でている人じゃないといけませんよね。
有名大卒という肩書きは、勉強でもスポーツでもその他の分野でも、かなりの努力をしてきて、それ相応の結果を出しているという証でもあるわけです。
最近読んだ本のご紹介をしようと思っていたのに、長くなってしまいました(^^;)
理想の息子はチームラボの社長!
もちろん子供たちには自分の才能を発揮してのびのび育ってほしいと思いますが、私の理想の息子はチームラボの社長・猪子 寿之さん!
子供の頃から既存のルールに流されず、自分の頭で考えて行動していたこと。
東大を目指すことを自分で決めたこと。
会社に依存することなく生きていく力があること。
インターネットでインタビュー記事を読んだだけなので誤解している部分はあると思いますが、本当に素晴らしいなと思います。
私の子供たちには自分の才能を存分に発揮してほしい。
でも、勉強は当たり前にできてほしい。
だって、勉強なんて誰でもやればできるのだから。
社会的に成功することと幸せな人生を歩むことは別
私はこれまで「社会的に成功しなくても、幸せな人生を歩むことができればいい」と思っていました。
むしろ恥ずかしいのですが「社会的に成功すると不幸な人生になる」と考えていました。
社会的に成功することと幸せな人生を歩むことは別問題です。
社会的に成功し、かつ幸せな人生を歩むことは可能です。
「自己肯定感を育む子育て」ってありますよね。
「子供にはたっぷり愛情をかけて、根拠のない自信をつけさせましょう」というアレです。
アレはアレで素晴らしいんですが、私は長男が2歳になる前くらいまではその「自己肯定感を育む子育て」を間違った形で使ってきてしまいました。
子育て中って自分が母親にされてきた子育てのネガティヴな影響を受けることが多くありませんか?
私は長男を産んだ直後から母親から受けた子育ての傷がどんどん痛み出して、「自分の子供にはこんな辛いめにあわせないように」「子供が傷つかないように」「私と違って子供の自己肯定感はしっかり育つように」ということばかりを気にしていたのです。
でも、それって母親が悪いわけではなく、自分の問題なんですよね。
「母親も、私と同じように、若い未熟な1人の女だった」というただそれだけの話です。
母親から精神的に自立すると決めれば、どんな状況であっても幸せに生きていくことができます。
自分自身が母親から自立して幸せに生きられるようになったら、子供の幸せや自己肯定感に過度にとらわれなくなりました。
「私も子供を傷つけることはあるだろうけど、私の子供たちは自分でどうにかすることができるだろう」と思えるようになったのです。
まとめ
最近読んだ本の紹介をするつもりだったのですが、長くなってしまったのでここで切ります。
子供に学歴をつけさせたいなんて恥ずかしい考えだと思っていましたし、こういった類の本は避けていました。
けれども、読めば読むほど学歴や勉強についての私自身の考えがまとまっていき、また効率的な勉強方法などについての記載も私にとっては新しい世界のことなので楽しいです。
新しい趣味ですね(笑)
以上、「進んで勉強するのは限られた子供だけ?我が子に勉強をさせるには」でした。